Raizの鍼灸治療の基本は全身治療。
不調のある箇所だけを見るのではなく、からだ全体の調子を見て治療を行います。

当院の鍼灸治療で大事にしていることは大きく分けて二つ。
ひとつは 今ある痛みを軽減させ、不調を和らげること。
慢性的な首や肩のこり、腰痛、五十肩やぎっくり腰、坐骨神経痛、眼精疲労、頭痛、ストレス由来の諸症状など「今、つらい」症状を緩和させるための治療をします。

例えば【肩こり】は多くの方が経験するトラブルですが、その原因や症状は人それぞれ。
患者さん毎に違いがあるのはもちろんですが、同じ患者さんでも治療の度に状態は違います。
その日の、その方のおからだの状態や変化に合わせて、必要な方法や箇所、刺激量などを見極めながら
治療を組み立てていきます。

そしてもうひとつはからだをよくすること。
東洋医学では【治未病】という考え方があり、病気にならないようにすること、または早い段階で治療をすることを言います。病に負けない強いからだをつくることも鍼灸治療で目標とするところです。
鍼や灸は、本来 ひとの身体に備わっている自然治癒力(治ろうとする力)を高める手助けをする手段。
あるべき身体の状態に近づけ、その方のポテンシャルを引き出します。
患者さん方を見ていると治療を重ねていくうちに、からだ(具体的などこか、ではなく)が、よくなっていくことを感じます。
例えば顔色が良くなる、お肌につやが出る、冷えが改善する、風邪をひきづらくなる、などなど。
患者さんご自身でもじわじわとその変化を実感されているようです。

身心ともに滞りなく流れのよい、すこやかなからだづくりを目指します。

治療で使うのは鍼とお灸、そして手。
患者さんのおからだを診て触れてわかることがたくさんあります。
鍼灸だからこそできること、人の手ならではの温かさを大事にしています。

その他、吸角(カッピング)や、症状によっては低周波通電を使って治療をする場合もあります。